千葉城(ちばじょう)

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千葉城とは、千葉県千葉市中央区亥鼻にある城跡の通称です。別名は亥鼻城とも呼ばれます。千葉氏の居館とされる歴史的な名所で、周辺は亥鼻公園として整備されています。土塁や堀切などの遺構が残っており、市の文化財に指定されています。

千葉城は、平安時代の1126年に千葉氏の祖である千葉常重が上総国大椎城から拠点を移したところに始まります。千葉氏は鎌倉幕府の開幕に尽力した千葉常胤を出し、房総平氏の惣領として栄えました。しかし、室町時代に入ると鎌倉公方と古河公方の対立に巻き込まれ、千葉氏も内紛が起こりました。1455年には千葉氏14代の千葉胤直が一族の千葉康胤と原胤房に千葉城を攻められ、千田庄に追われました。その後、千葉氏の本拠は本佐倉城に移りました。

千葉城の遺構は、江戸時代になってから古城址として注目されるようになりました。1861年には千葉八景の一つに選ばれました。1909年以降は公園として開放され、1959年には歴史公園として整備されました。1967年には千葉市立郷土博物館といのはな亭が建造されました。千葉市立郷土博物館では、千葉氏の歴史や文化を展示しています。

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