ZOZO本社屋は、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO株式会社の本社ビルです。2021年2月に西千葉に移転しました。
ZOZO本社屋は、市内のカフェや公園、保育園などのニーズを自社内で提供するのではなく、街にアウトソーシングすることで、街そのものがオフィスになるという「地域と一体化したオフィス」を目指しています。このようにすることで、社員は街と地域住民との関係を築く中で、自社のコアビジネスにとって理想的なフィードバックの源泉になると考えています。また、このアプローチにより、機密性の高い作業スペースや会議室以外の機能を地上階に集約することで、コンパクトなオフィスを実現しています。
ZOZO本社屋は、2021年にグッドデザイン賞（日本デザイン振興会主催）と千葉市都市文化賞2021（千葉市都市局都市計画課主催）のグランプリを受賞しました。グッドデザイン賞は、社内だけでなく、近隣のカフェや公園、保育園との共生関係においても、地域との交流や地域活性化を取り入れたオフィスプランが評価されたものです。千葉市都市文化賞は、建物の外観や屋根の構造、カーペットなどの空間表現が、豊かな緑や水辺を活かした魅力的な都市景観の形成に貢献していると認められたものです。
ZOZO本社屋の所在地は、千葉県千葉市稲毛区緑町1-15-16です。建物は地上2階、地下1階で、敷地面積は1,983.60㎡です。建物の南北に開かれた透明なガラスの大きなオフィススペースは、柱のない空間と浮遊する屋根の庇によって、学園通りに面しています。このオフィスは、街の人々のファッションや仕草を観察することで、ファッションが街で生まれるという現代の傾向に対応するように設計されています。
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