全ての人が教育に寄与する社会を目指すNPO法人企業教育研究会(以下ACE)が、アウモと協力し、渋谷区立中幡小学校の探求活動「シブヤ未来科」の支援を行いました。
教育環境の改善という共通の志を持つ両者が連携し、子供たちの探求心を刺激する新たな試みが実施されています。

支援背景・概要
令和6年度より、渋谷区内のすべての公立小中学校で、月曜日から金曜日の午後に「シブヤ未来科」が新たに設けられ、地域の方や企業と連携した特色ある探究活動が展開されることが決定しました。
特に渋谷区中幡小学校では、アウモと企業教育研究会が連携支援を行い、渋谷区教育委員会との協議を経て、同校の6年生を対象に2024年10月から12月にかけて、ほぼ毎週継続的にプログラムを実施します。
この取り組みには、ACEから職員と大学生スタッフ数名が参加し、子どもたちの探究活動を支援します。具体的には、「魅力ある街づくり」をテーマにした授業支援や、フィールドワーク、地域の方々へのインタビューに同行するサポートを行います。支援にあたっては、子どもたちの自主性を尊重しつつ、考えた課題の解決策を実行できるよう寄り添った伴走を心がけています。
さらに、アウモの協力により、一部の子どもたちは課題解決の一環として記事の発信を行い、おでかけメディア「aumo」を通じて地域内外に情報を発信する活動も行う予定です。
渋谷区の新たな教育プログラムは、地域とのつながりを深めるとともに、子どもたちの創造力を育むことが期待されています。
》参考:渋谷区立中幡小学校・児童との作成記事一覧
https://aumo.jp/users/3150ca6a8a/articles
企業との連携による探究活動を通じて、子どもたちは実際に運営されている情報サイトに自分たちの記事を掲載するという目標を持つことができ、この伴走支援は、子どもたちの意欲的で主体的な学びを促進する一助となったようです。
ACEは、「誰もが教育に関わり、貢献できる社会」というミッションを実現するため、企業との連携を通じた活動や授業づくりを進め、今後も多様な支援を行うと発表しています。
》参考:授業の様子をレポートしたACEホームページでの紹介記事
https://ace-npo.org/wp/archives/7055
探究「シブヤ未来科」とは
探究「シブヤ未来科」は、令和6年4月より渋谷区の公立小中学校で始まりました。午前中は通常の授業を行い、主に午後に子どもたち主体の探究学習が展開されます。文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、全区立小・中学校で総合的な学習の時間を拡充しています。
この取り組みは、教師が教える授業から、子どもたちが自ら学びを創造する授業へとシフトします。
幼児期に体験した遊びに没頭することで感じるワクワク感や好奇心を大切にし、一人ひとりの学ぶ力や感受性を引き出していく探究「シブヤ未来科」が本格的に始動しました。地域やさまざまな企業・団体とのコラボレーションを通じて、子どもたちに感動や発見を提供する魅力的な体験を創出していきます。
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