
もくじ
「千葉市都市文化賞2021」とは?
「千葉市都市文化賞2021」は、魅力あるまちづくりを推進するため、都市景観と建築文化の向上に寄与している建築物やお気に入りの景観スポット、良好なまちなみを構成している広告物、景観に関する活動や取り組みの成果を募集していました。
令和3年度(2021年度)は、令和3年7月1日から9月30日まで募集を行いましたところ、44点の応募があり、「都市文化とは何か」という正解のないテーマを議論しつつ、審査がすすめられました。
総評は以下のURLからご確認ください。
》参考URL:千葉市都市文化賞2021|総評(外部サイト)
「受賞作品」のご紹介
結果は、グランプリ(1件)、優秀賞(7件)でした。
【グランプリ】
ZOZO本社屋
所在地:稲毛区緑町1丁目
施主:株式会社ZOZO
設計:中村拓志&NAP建築設計事務所・株式会社竹中工務店
施工:株式会社竹中工務店


本施設はファッション通販サイトなどを運営する会社の本社屋であり、通りの対面には同社が運営する地域に開放された広場も位置しており、まちに開かれたオフィスの未来像を具現化していると高く評価されました。
【景観まちづくり部門】
(1)千葉ウシノヒロバ
所在地:若葉区富田町
施主:株式会社千葉牧場
デザイン:株式会社Chicabi


機能的でシンプルなデザインは、牧場そのままの地形を生かした園路や施設の配置も森の風景とまとまっていると評価を受けました。
(2)千葉市子どもたちの森公園(プレーパーク)
所在地:若葉区源町
団体:特定非営利活動法人プレイフルエンタープライズわかば


最近は禁止事項の多い公園が多いですが、木登りや焚火、屋根登りなど、様々なことが体験でき、子どもたちの成長にとって素晴らしい取り組みであると評価されました。
(3)small planet CAMP & GRILL
所在地:美浜区高浜7丁目
施主:株式会社ワールドパーク


人の営みと自然が共存した場所であることが評価されました。
【景観広告部門】
(1)THE CABINETS
所在地:中央区弁天3丁目
施主:株式会社拓匠開発


質の高いグラフィックデザインで統一された景観は、地域に開かれた建築の魅力を伝える役割の一端を担っており、景観広告の可能性を示す好例として評価されました。
(2)アルティーリ千葉
施主:株式会社アルティーリ
設計:株式会社世広
施工:株式会社世広


新しく誕生したバスケットボールチームで、明快で力強い車体デザインは市民にチームの存在を活き活きと伝え、新しいスポーツ文化への期待を抱かせる契機となっていると評価されました。
【景観まちづくり部門】
(1)THE CABINETS
所在地:中央区弁天3丁目
施主:株式会社拓匠開発
設計:一級建築士事務所上領大祐建築設計事務所・株式会社シロアナ・今城瞬一級建築士設計事務所
施工:日南鉄構株式会社


多岐にわたる事業を行う企業の第二本社で、不動産事業とともに地域活性化のためのイベントを企画したり1階には地域に開かれたカフェがあるなど地域との様々な交流が生まれる可能性を示す建物として高く評価されました。
(2)美浜教会
所在地:美浜区高洲1丁目
施主:日本キリスト教団美浜教会
設計:充総合計画一級建築士事務所
施工:株式会社佐久間工務店


住宅街の角に位置する教会で、限られた資金の中で選択された材料など街並みへの配慮が評価されました。
》写真出典:千葉市|「千葉市都市文化賞2021」の受賞作品が決定しました。(外部サイト)
千葉市景観総合審議会千葉市都市文化賞表彰選考部会
〈順不同〉
・大内 啓子(一般財団法人日本色彩研究所 主任研究員)
・菊竹 雪(東京都立大学システムデザイン学部 教授)
・栗生 明(千葉大学名誉教授/栗生総合計画事務所 主宰(部会長))
・霜田 亮祐(千葉大学大学院園芸学研究科 准教授)
・田口 敦子(多摩美術大学名誉教授(副部会長))
・松浦 健治郎(千葉大学大学院工学研究院 准教授)
・山﨑 誠子(日本大学短期大学部 准教授)
・河原 泰(公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部千葉地域部幹事)
・佐藤 聰子(公募による市民)
過去の受賞作品について
》令和2年度(2020年度)
》令和元年度(2019年度)
》平成30年度(2018年度)
》平成29年度(2017年度)
》平成28年度(2016年度)
》平成27年度(2015年度)
》平成26年度(2014年度)
》平成25年度(2013年度)
》平成24年度(2012年度)
》平成23年度(2011年度)
》要綱・要領等
》千葉市優秀建築賞