2025年卒業予定の大学生の就職先の決め手は福利厚生の充実度!内々定を保持しても更に条件の良い就職先を探したい(2024年5月情報)

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東京都千代田区に本社を置く、株式会社マイナビはこの度、2025年春に卒業を控える大学生及び大学院生を対象に行われた「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(4月)」の結果を公開しました。

目次

「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(4月)」の調査概要

■調査期間
2024年4月25日(木)~4月30日(火) 

■調査方法
マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート

■調査対象
2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生

■調査機関
自社調べ

■有効回答数
3,605名(文系男子652名 文系女子1,400名 理系男子789名 理系女子764名)

※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(4月)」の調査結果

2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)、内々定保有者の約半数が就職活動を継続予定

2025年に卒業予定の学生の内々定率が、4月末時点で64.3%に達し、前年比で12.3ポイントの大幅な増加を見せています。しかし、内々定を得ても就職活動を継続する学生の割合は49.0%にとどまり、前年比で11.0ポイントの減少を記録しました。

これにより、内々定を持ちながらも引き続き就職活動を行っている学生が全体の約半数に上ることが明らかになりました。この状況から、学生たちがより良い職場を求めて積極的に活動を続けている現状が伺えます。

【図1、2】※1:「内々定先に不満なので続行する」「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」「その他」の合計

【図1】 

【図2】

未内々定者、内定保有・活動継続者ともに、就職活動は「6月末」まで継続予定

就職活動終了のタイミングとしては、「6月末」を予定している学生が最多で34.5%に上ることが明らかになりました。さらに、内々定をまだ得ていない学生と内々定を持ちながらも活動を継続している学生の両方で、活動終了のタイミングとして「6月末」が最も多い結果となりました。

これは前年同時期のデータと比較しても同様の傾向が見られ、内々定の有無にかかわらず、就職活動の終了タイミングに大きな変化がないことが示されています。この結果は、就職活動の周期に関する一定のパターンが継続していることを示唆しています。

【図3】※2:「マイナビ2024年卒大学生活動実態調査(4月)」

【図3】

大手企業の選考に参加する決め手について、半数以上の学生が「福利厚生の手厚さ」

大手企業の選考に参加する決め手については、選考に参加した学生のうち「福利厚生が手厚い」と回答した割合が最も高く、51.5%に上ることが明らかになりました。学生が求める福利厚生の内容としては、「休暇制度」が58.2%で最も多く、次いで「諸手当」、「フレックスタイム制」の順となっています。

また、「新卒で入社した企業で定年まで働きたい」と考える学生は20.1%と一定数存在しており、長期的に安定した勤務を望む学生の間で、働きやすい環境が重要視されていることが伺えます。これらの結果から、学生たちはただ単に給与の高さだけでなく、生活の質を高める福利厚生の充実にも注目していることが示されています。

※3:「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」

【図4】

【図5】

【調査担当者コメント】

4月末時点での内々定率は64.3%と、前年を大きく上回って推移しています。しかし、内々定保持者の約半数は活動を継続すると回答しており、引き続き多くの学生が就職活動を行っている様子がうかがえます。また、活動終了タイミングを聞いたところ、6月末が最多と例年の傾向と同様で、これからも就職活動は活発に行われることが予想されます。

学生が大手企業の選考に参加した決め手については、「福利厚生が手厚い」という理由が最多でした。求める福利厚生を具体的に聞いたところ「休暇制度」「諸手当」といった待遇面の回答が多い一方で、「スキルアップ支援」を求める学生も多くいました。そのため、学生は安心感という土台がある上で向上心を持って働ける環境を求めているのかもしれません。

キャリアリサーチラボ 研究員 中島 英里香

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